しないスキンケア

【しないスキンケア実践ブログ3日目】バリア機能が高まり美肌菌が育つスキンケアとは?〜前半〜

前回「肌にはバリア機能という美肌にための機能が備わっていて、どんな化粧品よりも効果がある」とご紹介しました。

そのバリア機能は様々な理由でダメージを受けますが、過剰なスキンケアや洗顔は、バリア機能を壊すだけでなく美肌に欠かせない常在菌まで消滅させてしまう事も知られてきています。

そこで今回は、バリア機能・美肌菌を保つために知っておきたいポイントを紹介していきます。

バリア機能を破壊する原因とは?

実は知らず知らずのうちに肌のバリア機能を壊していることをご存知でしょうか。

保湿や化粧をはじめとした「化粧品を使ったスキンケア」は大きな理由の一つです。

しかし多くの人が、悪影響とは思わず使っていますよね。

  • 雑誌やSNSなどを通して、化粧品は肌に良いものというイメージがある
  • 周りの人たちが皆使っている
  • 特に大きなダメージや悪影響を感じるわけではない

という理由がその原因と考えられます。

なぜ化粧品がダメなの?

肌のバリア機能にダメージを与えるものには、具体的に大きく分けて4つあります。

  1. 肌が濡れた状態のままでいること
  2. 界面活性剤に触れること
  3. 体温より高いものに触れること
  4. 肌をこすること

これらは日常的に行っていることであり、そのダメージの程度はごくわずかなものもあれば、大きいものもあります。

例えば肌が濡れてもすぐに拭き取れば問題ありませんし、肌が布に少し擦れても大きなダメージがあるわけではありません。

しかし僅かなダメージが長年積み重なると、結果としては大きな影響になるのです。

それぞれについて解説していきます。

肌が濡れたままだとよくない理由

マスク生活で肌荒れを起こす理由は、汗をかくことによって水分がマスク内にこもり、肌のバリア機能がダメージを受けるからだと言われています。

肌はいくつも層になってできているので少し濡れたくらいでダメージが生まれる訳ではないのですが、水浸しの状態が続くことで、本来あるべき形を失い、バリア機能が低下します。

紙をイメージしてもらえばわかると思います。一度濡れると元には戻りませんよね?

ところが多くの女性は日常的に角質層を濡らしてしまっています。

それが「化粧水・美容液をつけること」「パックをすること」です。

肌に水分を与えると一時的に角質層の水分量は増しますが、角質層は過剰な水分が与えられることで水浸しの状態になり、結果的にはバリア機能を低下させています。

皮肉にも、保湿のために努力している事が、かえって乾燥肌を引き起こしているのです。

洗い過ぎもダメージになる

肌はなるべく濡らさないのが好ましいのですが、肌を清潔に保つためには水を使った洗顔が必要です。

どの程度が好ましいのでしょうか。

スキンケアの目的として「肌を清潔に保つ」というものがあります。これは、日常生活において、肌に悪影響を及ぼすであろう汚れを落とすという考え方に基づいています。

顔についていえば、クレンジングや洗顔料を用いて洗顔することはもちろん、単に水だけ顔に浴びせることも洗顔に含まれます。

洗顔料を用いるにせよ、用いないにせよ、肌を清潔に保つために、洗顔は1日2回が望ましいという考え方が常識ですよね。しかしこれが正しいのかははっきりとした確証がありません。

もちろん2回の方が調子が良い人、1回の方が調子が良い人、毎日は洗顔しない人などそれぞれにあった洗顔ペースというものがありますが、そもそも肌を清潔に保つ手段は洗顔だけではありません。それが「新陳代謝」です。

肌の表面にある表皮は4つの層が重なって構成されており、一番下の層は2週間ほどで角質層に至り、そこからさらに2週間程ほど肌のバリアとしての役割を果たします。

合計4週間ほど経過した時点で、自然と角質層から剥がれ落ちていきます。そして剥がれると同時にまた新しい細胞が根底で生み出されて行くのです。

このサイクルによって常に新鮮な肌状態を保っているので、汚れがいつまでも肌の上に付着することはできないようになっています。

たとえ日焼け止めを塗ったとしても、3~4日程度で自然と肌から落ちていきます。つまり肌の汚れは、水で洗浄しなくても、新陳代謝によって除去され、自然に清潔を保つ仕組みがあるのです。

実は他の生物を見ても、水で体を洗う生き物はほとんどいないそうです。

人間も世界的には水に恵まれない国は多くありますが、だからといってニキビや肌荒れが起きているわけではないですよね。

現代社会の中では顔が激しく汚れることはないので、バリア機能を壊してまで1日に何度も洗顔する必要はないわけです。

洗わない事で美肌菌が育つ

私たちの体には、たくさんの常在菌が住んでいます。その多くは「善玉菌」といい、体に良い菌たちです。

腸内環境をよくする乳酸菌などはよく知らせていますが、女性特有のデーデルライン桿菌もまた、他の有害な病原菌の侵入や増殖を防いでくれています。しかし抗生物質の服用で常在菌が減り、下痢やカンジタ膣炎を引き起こすことがわかっています。

肌も同様で、皮膚の上には「皮膚常在菌」が無数に棲息しています。

皮膚常在菌には十数種類があり、その中でも代表的なものは表皮ブドウ球菌と言います。皮脂や汗を栄養源として適度に繁殖しながら細菌バリアを形成し、有害な菌の侵入を防ぎます。

また皮脂を分解して弱酸性に保つ事で、病原菌が繁殖できないようにしています。

皮膚常在菌は皮脂膜に存在し、皮脂が栄養源であるからこそ生きていけるのですが、クレンジングや石鹸で皮脂が落ちると、同時に常在菌も消失してしまいます。

もちろん一時的に減少しても、徐々に回復して元どおりになりますが、普段から皮脂を取り除く行為が繰り返しされていると、常に常在菌が不足した状態に陥ります。

その結果、本来の善玉菌としての役割を果たせず、病原菌が繁殖しやすい環境になります。

この常在菌が不足し、病原菌が繁殖することで起きる代表的な皮膚疾患がニキビです。

ニキビの原因のアクネ菌は普段は毛穴の奥に住んでいて、表皮ブドウ球菌と同様に善玉菌として働いていますが、過剰に繁殖した場合にのみ、ニキビを起こしやすくなります。

その理由は、必要以上に洗顔をして皮脂が不足し、それを補うために皮脂線が活発に働き、皮脂を多く分泌します。

さらに常在菌が減る事で、病原菌が繁殖しやすい環境になり、結果、毛穴の奥で皮脂がたまり、溜まったところでアクネ菌が過剰に増殖し炎症を引き起こすのです。これが赤ニキビです。

過剰な洗顔をやめて常に一定の皮脂を保ち、常在菌を育てる事がニキビや肌荒れ対策に効果があるのです。

実際に洗うのをやめてみた

これまで「脱クレンジング」や、「化粧水をやめるスキンケア」はやった事があったのですが、今回本格的に脱スキンケアを実践中です。

この脱スキンケアは、これまでスキンケアやメイクに頼りきりだった人は、かなり辛い期間になります。

肌のざらつきやごわつき、小さなニキビ・・・。この方法を実践される方はぜひ私の経過報告を読んで判断されてください。

さて、私は「しないスキンケア実践3日目」となります。

もともと口周りやあごにニキビが多発していたのですが、しないスキンケアのおかげで口周りのニキビはできなくなりました。またできていた顎ニキビの治りも早いです。

一方で、鼻やおでこなど皮脂の出やすい部分に小さなニキビができるようになってしまいました。スキンケアしていた時のニキビの感じとは違っていて、カラッとしていて軽いニキビなので半日で消えたりもします。

一番気になる症状は皮脂の少ないフェイスラインのガサつきと皮剥けです。

メイクは必要に応じてしていますが、お湯で落ちるものを使っているのであまりカバーができず美肌には程遠い状況です。

これまでスキンケアに頼りきりだった人は、肌の調子が安定するまでに数ヶ月かかる人も多いと言います。私もある程度覚悟をしているので、気長に挑戦していきたいと思います。

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