サプリメント

低容量ピルでニキビが治るって本当?ピルのメリット・デメリットを知っておこう

飲む人が増えてきている「低容量ピル」ですが、実際にどうなのか気になる人も多いと思います。

特に副作用や悪影響がないのか理解した上で飲み始めたいですよね。

そこで今回はピルのニキビ対策への効果が期待できる理由や、購入の方法、メリット・デメリットについて紹介したいと思います。

ピルについて気になっている方は参考にしてみてくださいね!

低容量ピルとは?

低用量ピル(OC:oral contraceptives)とは、毎日服用し排卵を抑制する錠剤です。

排卵の抑制や、着床をしにくくする効果から避妊薬として活用されると共に、ニキビをはじめとする月経困難症や子宮内膜症の予防にも効果があるとされています。

以前はピル=避妊というイメージが強く、ピルの服用に対する偏見もありましたが、最近では月経困難症の治療として服用する人も増えてきているようです。

低容量ピルのニキビ抑制効果とは?

月経困難症の中でも悩む人が多いのが「生理前のニキビ」ですよね。

これは生理前に増える黄体ホルモンであるプロゲステロンが原因です。プロゲステロンは受精卵の着床に備えて子宮内膜を厚くする役割があるのですが、男性成分と似た働きをするので皮脂が増えてニキビができやすくなります。

大人になってからできるニキビは、ホルモンが原因であるということが多いので、ピルを服用してから口や顎まわりのニキビができにくくなったと感じる人は多いようです。

実際、婦人科の先生に聞くと「ニキビは綺麗になると思いますよ」と回答されていました。

低容量ピルの処方について

ピルには主に4種類あり、肌のキメやみずみずしさを保つ女性ホルモンである卵胞ホルモン(エストロゲン)の量によって分かれます。

  • 第一世代(ノルエチステロン)
  • 第二世代(レボノルゲストレル)
  • 第三世代(デソゲストレル)
  • 第四世代(ドロスピレノン)

このエストロゲンが多いと血栓症のリスクが上がったり、ホルモンの変動が体に負担になったりするので多ければ酔いというわけではありません。

その人によって、合うタイプがあるので婦人科で相談をして悩みや体質に合わせて選んでもらいます。

ピルの処方は、症状によって保険適用できる場合とできない場合があり、ニキビ治療目的だけだと自費となります。

とはいえ、自費では一ヶ月あたり3000円程度、保険では2000円程度とさほど大きな差はありません。

なお、病院によってはニキビ治療ではピルの処方をしてもらえないこともあるようなので、口コミやホームページなどの案内をチェックしてみてください。

病院では、まずは持病や生活習慣に関する問診表を埋めて、血圧を計測します。

その後採血をして、体質や健康状態に問題なければピルを処方してもらえます。

同時に、ピルの飲み方・注意点などの動画を視聴するケースがほとんどです。

当日は保険適用、自費によって処方してもらえるピルのシート数(1ヶ月1シート)が変わりますが、3〜6シートくらいの現金を用意しておくと安心です。

低容量ピルの飲み方

ピルは21錠タイプと28錠タイプがあります。

21錠タイプは21日間毎日1錠のみ、第4週は飲まない休薬期間を設けます。

一方28錠タイプは毎日1錠飲むのですが、最後の7錠は偽薬という成分が何も入っていないものを飲みます。これは休薬期間後の飲み忘れ等を防ぐためです。

この飲まない数日間を休薬期間と言います。

なぜ休薬期間を設けるかというと、卵巣が完全に活動停止してしまわないようにするためと、出血があるかを見ることで、万一妊娠していた場合に気が付けるようにするためです。

ピルの服用で重要なことは、休薬期間含めて、正しく毎日決まった時間に服用し、定期的に血液検査や婦人科検診を受診する自己管理です。

特に毎日決まった時間に飲まなかったり飲み忘れると、排卵が発生してしまい生理が起きてしまったり、誤って妊娠してしまうリスクがあります。

ピル服用管理アプリなどを使って飲み忘れを防ぐ工夫が必要です。

ピルの副作用とは?

ピルの副作用としては、飲み始め当初に起こることがある、吐き気、頭痛、不正出血、食欲増進などがありますが、多くは3ヶ月程度で解消されていくと言われています。

ただしごくまれに血栓症が発生するリスク、また子宮頸がんにも悪影響を与えることと言われています。

いずれもかなり深刻なので、できる限りの注意と対策が必要です。

血栓症とは?

血栓症とは、血液濃度が高まり血管に詰まることですが、最悪の場合、脳梗塞や心筋梗塞を誘発し死に至ることも。

特に肥満や喫煙習慣、40歳以上、合併症によってリスクが高まるため、これらに該当する場合は処方してもらえない可能性が高いです。

他にも運動不足や水分不足、また長時間のフライトなどでエコノミー症候群になると、血管が詰まりやすくなるので要注意です。

日頃から水分摂取を意識し、海外旅行時はこまめに足を動かし、長時間同じ姿勢で過ごさないように気をつけましょう。

突然足のむくみや痛み、頭痛などがでてきたら要注意です。念のために処方してもらった病院を受診した方が安心です。

また定期的に処方された病院で血液検査をするようにしましょう。

※注意※

このような方は、ミニピルという黄体ホルモン(プロゲステロン)のみを含むピルであれば飲むことができます。ただし、卵胞ホルモンをむくまない分、月経困難症には効果があってもニキビにはあまり効果がありません。

子宮頸がんとは?

子宮頸がんは、半数の女性が一生のうちに一度は感染するHPVというウイルスの感染が原因で発症するガンです。

性行為によって感染するものですが、多くの場合、自然に治癒しガンになることは稀です。

しかしHPVにはさまざまな型があり、その型によっては長期間ウイルスが子宮に留まり、ガンになることがあります。

HPVの予防には、最もワクチンの接種が有効ですが、それでも7割程度の予防効果であり、しかも性行為の経験がない高校生頃まででないとあまり意味がありません。

その他には、コンドームの使用も多少は効果があるものの、それだけでは防ぐことはできません。

つまり性行為をする以上は、男女問わずHPVウイルスに感染するリスクがあるのです。

それではどのように対策をするべきなのでしょうか。

HPVウイルスに感染すると、ガンにはなっていないけれど、異形成という状態になり、子宮頸がん検査で発見することができます。

初期の状態であれば経過観察で済み、自然治癒すればそれで終わりですし、万一進行してもすぐにひどくなることは稀です。

ある程度のところでレーザー等による除去の方法があるので早期に発見できればそこまで恐れることはありません。

ただし定期的な検査をすることがとても重要です。

さて、ピルとの関係ですが、まずはピル避妊効果を期待しコンドームの使用がいい加減になるとHPV感染のリスクが上がります。

また、ピルにはHPVウイルスが子宮内に留まりやすくする性質が多少なりともあるということです。

そのためHPVに感染している場合は、お医者さんと相談し継続するか判断を仰ぎましょう。

そしてガンと聞くと若い人にはピンと来ないと思いますが、子宮頸がんは別です。

原因となるウイルスは年齢に関係なく、風邪にかかるくらいのありふれたウイルスですが感染しても全く自覚症状がありません。

そのため気がついた時には、ガンになってしまっていたということがあり得るのです。

またHPVに感染していることに気が付かずにピルを飲み続けていれば、治りにくくなっている可能性もあります。

ですから、ピルを飲み始めたらもちろんのこと、性行為をする年齢になったら必ず毎年定期検査をすることを強くおすすめします。

検査を定期的にしていれば、さほど恐ろしいものではありませんので、安心してください。

最後に

確かにピルには多少の副作用がありますが、ニキビ改善には効果が期待できます。

また子宮内膜症・卵巣癌・卵巣嚢腫・子宮体癌のリスクを下げてくれますので、嬉しい効果もたくさんあるのです。

副作用を知りきちんと検査をしたり、病院を受診すれば怖いものではないので、まずは婦人科で相談してみると良いでしょう。